ranmu's profileニューロドクター乱夢随想録BlogLists Tools Help
    May 18

    鳩山由紀夫氏は直江兼続の生まれ変わりか、鳩山総理の誕生を期待する

    鳩山由紀夫氏は直江兼続の生まれ変わりか、鳩山総理の誕生を期待する

     

    友愛を唱える鳩山由紀夫氏の代表選での演説をNHKテレビで見た。今年の大河ドラマの主役の直江兼続のことを咄嗟に思い浮かべた。短絡的だが、もしかしたら、彼は直江兼続の生まれ変わりで、この厳しい時代に天命を持って生れてきたのではないかと感じてしまった。小沢氏への義を失わずに、全員野球をやり、政権交代をなしとげようと、力強い言葉が響いた。

    小沢氏に対する説明責任に対するマスコミ、政党、国民の執拗な追及は異常であった。西松建設側が特殊な方法で献金を捻出していたことを彼が知っていたとは思えない。だから、彼は説明しようがないのである。

    自公政権の継続が危なくなってきたので、彼らや彼らを支持するグループやマスコミはさらなる奥の手を考えるかもしれない。まさに戦国時代の様相であり、傍観者としては楽しいが、当事者にとっては血みどろの戦いであろう。官僚組織や人事の抜本的改革が行われるであろう。でも、今までの政権の負の遺産が多いので、改革には数年はかかるであろう。

     

    参考記事:引用

     一言で私の政策を申し上げれば、友愛社会の建設、愛のある政治でございます。かつて私がそのことを申し上げたときに、中曽根元総理から、ソフトクリームのように甘く、すぐに夏がくれば溶けてしまう、そのように揶揄(やゆ)もされました。果たして、そうでしょうか。今まさに、ご覧のように、弱肉強食、そしてマネーゲーム、強いものが勝てばよい、そんな時代になってしまっています。今こそ必要なのは、まさに友愛、愛の政治でなければなりません。

     

     大河ドラマで直江兼続がかぶとに愛を掲げて戦った、そのような話が今、有名になっておりますが、その直江兼続が師と仰ぐ上杉謙信の言葉がございます。「天下を取ることは小事に過ぎず、義を貫き背筋を伸ばすことの方が大事である」。まさに、その通りだと思います。天下を取ることは小事に過ぎません。私は愛を貫き、背筋を伸ばすことの方がよほど大事だと、そう申し上げたい。

     

     すなわち、愛のあふれたりんとした国家を建設することでございます。なぜ今、その対極になってしまっているのか、それは長期自民党中心の政権が続いた結果、政策は官僚に任せ、一方の自分たちはポスト争いに興ずる始末。結果として愛の乏しい国民との接点のない政策が続いてしまったのでございます。

     

     今、私たちは、官僚中心のまさに官僚起点の政治から生活者、納税者、あるいは地域の皆さん方の起点に立った政治というものを行わなければなりません。それはまさに、革命として大きな事業だと思います。私たちは今、道半ばでございますが、新たな道をつくり出すこと、大変、至難の業ではありますが、多くの国民の皆様方のご協力をいただければ、必ず官僚政治から国民中心の政治に大きく大転換することができる、そのように思っています。

     

     そのためには政権交代が必要でございます。そして、そのためには挙党態勢が望まれております。そのために一身をささげる決意をきょう申し上げ、私の代表選出馬の決意表明といたします。ありがとうございます」

     

     ――代表になった場合に小沢氏の処遇は。総選挙に向けての自信は

     

     「小沢代表が今日まで民主党を大変力強くリードしてきた。ここまで民主党を育ててくださった。そのことに関しては、私たちは、民主党のすべて、そして多くの国民の皆さんの共感するところだと、そのように思っております。

     

     それだけに、今回、あの西松建設の一件で代表の職を辞したわけでありますが、挙党態勢になるために、職を辞されたのでございます。であるからには、小沢代表にも当然、党の一員、ある意味でこの国を政権交代に導いていくために民主党として積極的な働きを私は期待を申し上げたい。ただ、どのポストになどというような話は、まだ当然、早すぎる話ではございますが、できうる限り、小沢代表にも、これから選挙においても頑張っていただきながら、しっかりとした仕事を行っていただきたい、そのように思っております。

     

     また、小沢色が強いということでありますが、今、お話がありましたように、まさに小沢代表の今日までの功績は誰もが認めるところであり、小沢代表の、くどいようですが、そのおかげで今日の民主党があります。それは間違いないところでありまして、その評価を怠っては決してなりません。

     

     私は国民の皆さんに今回の一件はあるけれども、小沢代表として歩まれた道は決して間違ってはいなかった、政治とはまさに生活であるというその主張は、国民の皆様方に浸透してきた、そのように思っております。

     

     従って、新体制の中で、小沢代表にも当然、その中の一員として加わっていただきますが、そのことによって、だから、私は小沢の傀儡(かいらい)政権だとそのように呼ばれるつもりは一切ありません。むしろ、大きな役割も果たしていただきながら、鳩山色というものを色濃く出すことができるような、そんな政権をつくりあげて参りたい。そのための選挙に絶対に勝たなければならない、私はそう思っています」

    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090514-00000559-san-pol

     

    http://blog.with2.net/link.php/36571 (ブログランキングに登録していますのでよろしく)

    http://www.amakiblog.com/blog/ (天木直人氏のブログ)

    http://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/fc4f5dcab5f9e13f2d61991c9aaaefd0

    (友愛の意味)

    http://chardash21.astro459.com/ (インド占星術)

     

     http://video.msn.com/?mkt=ja-jp&vid=a6a25c19-630a-4cea-b82f-585a0ba2aa95&playlist=videoByTag:tag:jajpspecial_jajpvideooriginals01:ns:MSNVideo_Top_Cat:mk:ja-jp:sf:ActiveStartDate:vs:0&from=JAJP_grio&tab=m1190355449849&fg=jphpi

     

     

     

     

     

     

    April 27

    新型インフルエンザのパンデミックがおこるかもしれない!

    新型インフルエンザのパンデミックがおこるかもしれない!

     

    メキシコで発生した豚インフルエンザはメキシコの患者の死亡率が約6%である。20代の若い人たちが犠牲者になっているそうだが、ウイルスに対する免疫力を持たないためであろう。タミフルは有効との話もあり、死亡率が10%以下なので、SARSほどの恐さはないので、少しは安心しているが。

    しかし、アメリカ、ニュージーランド、スペイン、フランス、イスラエルなどにも新たな患者が発生しているそうだ。まだ宣言はされていないが、WHOにおけるインフルエンザパンデミックフェーズのフェーズ4であることは間違いない。メキシコに滞在した旅行客からインフルエンザが各国に持ち込まれ、拡がると、フェーズ5となり、さらに拡大すると、フェーズ6のパンデミックになる。

    鳥インフルエンザを警戒していたが、豚インフルエンザとは意外であった。

    宮里藍がメキシコで最終ラウンドのゴルフをやっているが、少し心配である。

    各国の空港での検疫体制を厳重に行ってもらい、風邪症状がある人は必ず自己申告してほしい。

     

    WHOにおけるインフルエンザパンデミックフェーズ

    WHO2005年版分類による

    フェーズ1 (前パンデミック期)

    ヒトから新しい亜型のインフルエンザは検出されていないが、ヒトへ感染する可能性を持つ型のウイルスを動物に検出

    対策の目標:世界、国家、都道府県、市区町村のそれぞれのレベルで、パンデミック対を強化する

    フェーズ2 (前パンデミック期)

    ヒトから新しい亜型のインフルエンザは検出されていないが、動物からヒトへ感染するリスクが高いウイルスが検出

    対策の目標:ヒトの感染拡大のリスクを減少させ、仮にヒト感染が起きたとしたら、迅速な検知、報告が行われる体制を整備する

    フェーズ3 (パンデミックアラート期)

    ヒトへの新しい亜型のインフルエンザ感染が確認されているが、ヒトからヒトへの感染は基本的に無い

    対策の目標:新型ウイルスを迅速に検査診断し、報告し、次の患者発生に備

    える

    フェーズ4 (パンデミックアラート期)

    ヒトからヒトへの新しい亜型のインフルエンザ感染が確認されているが、感染集団は小さく限られている

    対策の目標:隔離をはじめとした物理的な封じ込め対策を積極的に導入し、

    ワクチンの開発と接種などの、事前に計画し、準備した感染症対策の実施に

    必要な時間的猶予を確保するために、最大限努める

    フェーズ5 (パンデミックアラート期)

    ヒトからヒトへの新しい亜型のインフルエンザ感染が確認され、パンデミッ

    ク発生のリスクが大きな、より大きな集団発生がみられる

    対策の目標:隔離をはじめとした物理的な封じ込め対策を積極的に導入し、

    ワクチンの開発と接種などの、事前に計画し、準備した感染症対策の実施に

    必要な時間的猶予を確保するために、最大限努める

    (フェーズ2~5)感染が見られている地域であるか、そのような地域との

    人的交流、貿易があるか否か、まったく影響が無いかに基づき、対策の細部

    を適宜改良する

    フェーズ6 (パンデミック期)

    パンデミックが発生し、一般社会で急速に感染が拡大している

    対策の目標:パンデミックの影響を最小限にとどめるためのあらゆる対策を

    とる

    http://blog.with2.net/link.php/36571

    (ブログランキングに登録していますのでよろしく)

    http://www.nytimes.com/2009/04/27/world/27flu.html?_r=1&hp

    (NY Times)

    http://www.cdc.gov/swineflu/investigation.htm

    (4/26USA21人の感染が確認されている)

    http://www.forbes.com/feeds/hscout/2009/04/26/hscout626462.html

    Forbes com

    April 25

    CARASILの原因が解明され、NEJMに発表された!

    CARASILの原因が解明され、NEJMに発表された!

     

    先日、下記のメールが新潟大学の先生から届いた。CARASILは特殊な遺伝性の脳血管障害で、当院の患者がその病気であることを以前、当科に勤務していたI先生が神経内科という専門誌に発表していた。ぼくはそのあと、しばらくその患者を外来でフォローアップしていたが、途中で在宅療養が困難になったため施設に入院していた。6年前に新潟大学から依頼があり、患者、および親族の血液を提供してほしいとのことで、その施設に採血に伺った。

    日本人5家系の検索で候補遺伝子の部位が特定され、遺伝子変異が同定された。新潟大学の先生たちは、その論文を臨床医学でもっとも権威があり、インパクトファクターが52という驚異的な引用率を持つ、New England Journal Medicineに投稿した。新しい実験を加え、何度も改訂を加えた結果、ようやく受理され、めでたく発表となった。遺伝子異常でだけでなく、そのことにより、TGF-βの機能抑制が低下することにより、その機能が亢進することが証明された。新潟大学の先生方のご苦労に称賛を送りたい。まだ、治療薬は開発されていないが、今後の進展を期待している。

    共著者として、ぼくの名前と所属が記載されているが、下記の広報では、“--東京大学等との共同研究”の等のなかにはいる地方の病院に勤務している。

     

    本件の取り扱いについては、下記の解禁時間以降でお願い申し上げます。

    新聞                                                 :日本時間 423日 朝刊

    テレビ・ラジオ・インターネット    :日本時間 423日 午前6

    20094X

    国立大学法人 新潟大学

     

    脳血管障害のメカニズムの一端を解明

    遺伝性脳血管障害の遺伝子を単離,

     

    本研究成果のポイント

    l  遺伝性脳血管障害の原因遺伝子を解明した

    l  その遺伝子の異常によりおこるメカニズムを解明した

    l  TGF-βシグナルの亢進が一部の脳血管障害の背景にある可能性を指摘した

    国立大学法人新潟大学(下条文武学長)は、遺伝性脳血管障害の原因遺伝子と、そのメカニズムの一端を解明しました。脳研究所(高橋均所長)神経内科の小野寺理准教授と原賢寿医師,志賀篤大学院生らによる研究成果です.本研究成果は亀田第一総合病院,自治医科大学,国立精神・神経センター,日本医科大学,信州大学,東京大学等との共同研究です(配布資料参照)

    脳の白質*1を中心とする血管障害は,より大きな脳梗塞や,脳血管性の認知症を引き起こすと考

    えられています.MRIの普及で多くの患者さんが見つかっていますが,そのメカニズムはよくわかっていませんでした.脳の白質は,特別な仕組みを持った小さな血管で栄養が補給されています.今回,遺伝性に,この脳の小さな血管の障害を起こし,脳の白質の脳梗塞を起こす病気(CARASIL カラシル)の家系の解析から,その原因遺伝子を単離しました.単離した原因遺伝子はHTRA1(エイチティーエルワン)という遺伝子でした.この遺伝子は,TGF-β(ティージーエフベータ)シグナル*2を抑制する働きがあります.CARASILの患者さんでは,この遺伝子の働きが低下し,TGF-βシグナルが亢進していることがわかりました.

    本研究の成果は,TGF-βシグナルの亢進が脳の小血管を中心とする脳血管障害を起こすことを示しました.特に,脳の小血管の血管障害のメカニズムの一端を示したことは,この病気だけではなく,他の非遺伝性の脳の小血管障害の治療,予防に役立つ薬の開発にも繋がることが期待されます.またCARASILはこれ以外にも,脱毛症,変形性脊椎症も伴うため,これらの病気の治療法の開発にも繋がることが期待されます.

    本研究成果は,米国の医学雑誌『New England Journal of Medicine*3423日付け:日本時間423日)に掲載されます.

    *1 白質

    脳で神経細胞の細胞体は脳の表面に集まっていて,灰色に見えることから,灰白質(かいはくしつ)と呼ばれます。一方,内部の構造は,神経細胞の細胞体から伸びた神経線維が主体で,白っぽく見えることから白質(はくしつ)と呼びます.いわゆる脳梗塞は皮質に栄養を与えている大きな血管で起こるものもありますし,この灰白質に栄養を与えている小さな血管で起こることもあります.小さな血管の脳梗塞は一つ一つは症状を出さなくても,数が増えると問題を起こしてくると考えられています.

    *2 TGF-βシグナル

    TGF-βとは細胞から分泌されるタンパク質で,他の細胞に情報を伝えるものの一つです.TGF-βによって伝えられる情報をTGF-βシグナルといいます.このシグナルは細胞の増殖や,分化,死などを促します.特にがんや免疫との関連が注目を集めています.このタンパク質の仲間はたくさん知られていて,骨を作る蛋白や,髪の分化を促す作用をもつタンパク質も知られています.

    *3 New England Journal of Medicine 

    195年以上にわたる歴史を有し,世界でもっとも権威ある週刊総合医学雑誌の一つです.医学界のトップジャーナルとして,国内外の医師・研究者から高い評価を受けています.今日望みうる最高水準の科学研究が毎週発表される本誌は,ニュース番組や新聞紙上でいち早く本誌の記事が紹介されることも多く,掲載される医学研究論文は各種産業・株式市場といった多方面で強い影響を与え続けています.投稿原稿の年間総数は約3,600件にのぼり,そのうち掲載が認められるものは6%程度にすぎません.採用された論文はホットで信頼できる情報を提供しています.世界全体の総発行部数は,医学雑誌では最大の25万部以上です.医学専門誌および科学専門誌において,最も引用回数の多い雑誌とされています(インパクトファクター 52.6 2008)(南江堂HPより抜粋http://www.nankodo.co.jp/yosyo/user/html/

     

    http://blog.with2.net/link.php/36571

    (ブログランキングに登録していますのでよろしく)

    http://www.niigata-u.ac.jp/research/10_research_010/htra1.html

    (新潟大学広報)

    http://content.nejm.org/cgi/content/abstract/360/17/1729

    NEJM抄録)

     

    April 24

    草彅剛:よっぱらいで全裸、逮捕はかわいそう!

                        草彅剛:よっぱらいで全裸、逮捕はかわいそう!

     

    SMAPの草彅剛が公然猥褻罪で逮捕されてしまった。あっと驚くニュースであったが、彼なら、ありうるなと思った。最近、テレビのどっきり番組で自慢の肉体を披露していたが、かなりのナルシストではないかと思った。鬱積していたストレスがあったのであろう。真夜中の公園で人通りがなかったのだろうが、大声を出していたので、気付かれてしまったのであろう。

     去年の男性研修医が飲み会で全裸になっていた。また、大学にいたときの教え子が研修医になった先の病院の忘年会で全裸になったということを、その病院の院長から苦情を言われたことがあった。また、当院でも他科の医師が数人、忘年会で裸踊りをやっていたのを見たことがあるが、驚いてしまった。

     昔のギリシャのオリンピックは全裸で行われていた。公衆浴場は例外であるが、人前で裸になることはタブーである。抑制がはずれ、羞恥心がなくなると、ヒトは裸になりたくなるものだ。最近、神経内科病棟の認知症の2人の女性患者が上着を脱いで、何度も裸になっていた。

     藤原正彦氏が若き日にコロラド大学に留学していたとき、夜間にストリーキングを実行したことは有名な話である。今回の事件に対して、彼のコメントを聞きたいものである。

     泥酔すると、そのときの記憶がなくなってしまうが、ぼくも一度だけ経験がある。下記のブログにそのことが書いてあるので、興味あるかたはアクセスしてください。

     最後に、草彅君の早期の復活を願っている。

     

    http://blog.with2.net/link.php/36571

    (ブログランキングに登録していますのでよろしく)

    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090423-00000005-jct-ent

    (草彅剛)

    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8D%89%E3%81%AA%E3%81%8E%E5%89%9B

    (草彅剛)

    http://hranmu.spaces.live.com/Blog/cns!F6D2A9D447E0DCE9!243.entry

    (アルコール中毒)

    http://hranmu.spaces.live.com/Blog/cns!F6D2A9D447E0DCE9!249.entry

    (裸の男たちとの遭遇)

    http://lintai.at.webry.info/200609/article_3.html

    (若き数学者のアメリカ)

    March 28

    全国の50歳以上の人士よ、直ちに決起せよ!

    全国の50歳以上の人士よ、直ちに決起せよ!

     

    還暦が近くなってきた自分に、元気が出させる巻頭言が日本医事新報に掲載されていた。

     

    全国の50歳以上の人士よ、直ちに決起せよ!

    満屋裕明 (熊本大学大学院血液内科・膠原病内科・感染免疫診療部教授)

    (日本医事新報No.44302009321日)

     

    彼は米国国立癌研究所に研究室を持っているが、日本では「定年」はあるが、米国では「定年」はない。

     

    “研究を進める能力さえあれば、80歳でも現役である。ただし、4年に一度のsight visit

    などで研究続行能力がないと厳しく評価されると40歳でも職を失う。“(引用)

    1980年代初期にペンシルバニア大学に留学していたころ、このsight visitがあり、神経内科、Wistar研究所の研究者たちはその対策に大わらわであった。)

     

    Daniel Gross: Eighty Is the New Fifty (From the Newsweek magazine issue dated Jun 16, 2008)

    “米国では, septuagenarians (70歳代)が活躍していて、そうした多くの “sunshine boys

    の存在と医学の進歩は「65歳で定年」という考えをすでに「過去の遺物」にしたという。

    結論はタイトル通り、「80歳は、今じゃ昔の50歳」

    これを読んで私はハタと膝を打った。50歳代はまだまだ「駆け出し」、60歳代はやっと

    「一人前」、70歳代は「熟年」、30歳~40歳代のヒヨコに臆している場合ではないと、納得して、瞬時だが「力」が湧いた。我が小論文の結論は、その「力」が持続するように頑張らねばならないということに尽きる。

     元気は「出す」ものと心得て、好きなことを少しでも長く続けてこれを楽しまなければならないと殊更に思う。折りしも少子化が進行して労働力不足が国力を疲弊させるとの危惧がある。年齢にかかわらず「使えなくなるまで使う」のが正しいに決まっている。

    「全国の50歳以上の人士たちよ、須く直ちに決起せよ!」である。“(引用)

     

     ところで、楠田枝里子がテレビに出ていた。ひさしぶりに元気な姿を見たが、チョコレートが大好きとのことで、高級なチョコレートが紹介されていた。一度、味わってみたいという気にさせた。彼女は伊勢高校の2年後輩であるが、一度もお目にかかったことはない。

    伊勢高校の1年後輩の浜口道成先生は名古屋大学医学部長から名古屋大学総長に昇進されることになり、喜ばしいことである。彼のインタビューの動画がYouTubeで見ることができ、驚いてしまった。(名大ネット放送)

    http://www.youtube.com/watch?v=zv8hXmTkDu4

    (浜口道成教授のインタビュー)

    www.youtube.com/user/meidaihoso (名大ネット放送)

    http://www.newsweek.com/id/140455 (Newsweek

    http://hranmu.spaces.live.com/blog/cns!F6D2A9D447E0DCE9!616.entry

    (年齢差別禁止法)

    http://www.erikokusuta.com/ (楠田枝里子HP)

    http://blog.with2.net/link.php/36571

    (ブログランキングに登録していますのでよろしく)

     

     

     

    March 27

    イチローは野球の神様だ(神が降りてきた)!小沢一郎は人生最後の務めを果たし、がんばれ!

       イチローは野球の神様だ(神が降りてきた)!小沢一郎は人生最後の務めを果たし、がんばれ!

     

    韓国との決戦は一進一退の展開であり、緊張して、医局で観戦していた。イチローが絶妙なセイフティバントを決め、その後、点が入った。ダルビッシュが9回を無難におさえて終了と思っていた。ところが、2アウト後に同点にされ、観戦していた医局員は皆、がっかりして、仕事に戻った。

    10回表にイチローの出番のときに、丁度テレビ観戦をしていた。難しい球を粘ってファールにしていた。8球目に待望のヒットが生まれた。やった!これで2連覇は間違いないと確信した。いや、イチローは野球の神様だ!どん底であったが、最終試合で、ようやく本来のイチローに戻った。

     

    スポーツ記事からの引用:

    3-3の同点で二死二、三塁からイチローは守護神・林昌勇(ヤクルト)から中前へ2点適時打を放った。

    「ぼくは持ってますね。神が降りてきたという感じ。日本中のみんなが注目しているだろうと思って、自分の中で実況して、結果が出ないものですが、それで結果が出て壁を越えたと思います」と冗談混じりに自画自賛した。 

    決勝戦は4安打と韓国投手陣を粉砕したが、東京の第1ラウンド、米国の第2ラウンドになってもバットは湿りっぱなしだった。

    「もう苦しいところから始まって、苦しいが辛いになって、心が痛んで、最終的に笑顔になった」とスーパースターも打てないプレッシャーに押しつぶされそうになっていた。

    それでも、日の丸を手にしてドジャースタジアムを一周して世界一をアピールでき、

    「気持ち良かったですねえ。ほぼ、いきかけました」と最後まで興奮状態はおさまらなかった。

     

                      民主党小沢一郎の会見

     

    324日は小沢一郎の秘書が政治資金規正法で起訴される日である。収賄容疑ではなく、

    このような罪状でこの時期に強制捜査をされ、起訴されるのはおかしい。額は一番多いが、同じようなダミー会社からの献金を自民党議員も受けている。検察庁のやりかたには公正さが欠けている。国策捜査と批判されるのは当然であろう。起訴されても容疑者であり、刑が確定したわけではない。小沢一郎は辞任する必要はない。彼を激励する一般人がいることを述べたときに目に涙がにじんでいた。

    彼の主張するように、政権交代が必要であり、官僚政治の改革が必要である。

     

    新聞からの引用:

    民主党の小沢一郎代表は24日夜、東京・永田町の党本部で記者会見し、「自分の、民主党の、国民のみなさんの期待に応えるよう、今後も頑張って参りたいと決意を新たにした」と述べ、代表職の続投を表明した。

    ・会見中涙ぐむ小沢一郎民主党代表

    小沢氏は「なんとしても、日本に議会制民主主義を定着させることは、自民党を離党して以来の大目標であり、自分の思いである」とし、「これが、最後の機会であり、この機会になんとしても、国民の理解を得て、政権の交代を実現することで、官僚の上に立った自公政権を覆し、国民の側に立った政権を樹立させる。それが私の最後の仕事だと思う」と述べた。

     

    http://blog.with2.net/link.php/36571

    (ブログランキングに登録していますのでよろしく)

     

    March 21

    心にひびくイチローの名言

    心にひびくイチローの名言

     

    WBCでイチローはヒットが出なくて苦しんでいた。ぼくも彼の心中を察して、非常に心配していた。医局のテレビがつけっぱなしになっていたので、通りすがりに見てみると、イチローのバントが失敗した直後であった。

     

    ああ、イチロー!侍イチロー!彼の心がこわれてしまうのではないかと思った。でも、彼なら次には復活するに違いないと応援と期待を寄せていた。そのあと、ラッキーな初ヒット、9回に会心の三塁打が出た!

     

    もう大丈夫だ!復活だ!彼のコメントを聞きたいと思ったら、やはり、素晴らしいコメントをしてくれた。

     

    黙々とがんばる人たちに、あきらめるな!勇気を与える言葉であった。決して、あきらめない!彼は去年の大リーグでも最初は不調であった。スロースターター?でも、その後は復調した。

     

    毎年、自殺する人が多いが、自殺予備軍の方々は、彼の言葉をじっくり味わってみようではないか。

     

    スポーツ新聞からの引用:

    イチロー「第3打席のバントの失敗でほぼ折れかけていた心がさらに折れた。ほぼ折れかけていた心をギリギリでつなぎ止めた。きょうの結果は天国行きか地獄行きかを決める試合。天国に行けて良かった。流れをくい止めていたのは完全に僕だった。本当に支えてくれて、ありがとうと思った。チームメートがつないでくれるというのはすてき」

     

    韓国戦の小笠原選手のヒットは見事であった。外角低めの球を力強くヒットにした。彼も調子が悪かったが、チームメートが彼にチャンスを与えてくれた。

     

    日本の投手力は抜群で、チーム一丸となって戦っているし。この調子だと、WBC2連覇は間違いないのではないだろうか。

     

    http://blog.with2.net/link.php/36571

    (ブログランキングに登録していますのでよろしく)

     

     

    December 23

    定額給付金を廃止し、自治体病院の救済に使え!

    定額給付金を廃止し、自治体病院の救済に使え!

     

    この話が出たときは、麻生首相による衆議院選挙のための巧妙であからさまな買収だと思った。2兆円ものお金を個人に配るよりも、各自治体に自由に使ってもらえばいいのではないか。我が市では、45億円が入るとの話を聞いた。医療崩壊が現実のものとなり、地域住民の健康を任されている自治体病院を本当に救済しようと思うなら、全額、自治体病院の救済にあててほしい。それが無理なら一部でも回してほしい。また、学校の耐震化にも一部回せばいいのではないか。各自に配る場合に銀行振込にすると、一人あたりの振り込み手数料が630円、1億人に配るとなると、銀行に入るお金が630億円となる。銀行は大喜びであるが、一方、自治体はその分を負担し、アルバイトも雇うと、莫大な金額になる。定額減税ならわかるが、定額給付とは信じられない愚策である。

    麻生マンガ大好き首相、もうやめてください。史上、最低、最悪の首相です。中学生が読めるような漢字を読めない、自分の狭い世界での経験に基づいて形成された考え方を一般化してしまい、相変わらず放言をしてしまうお坊ちゃんお殿様の性格に国民は愛想をつかしました。放言の対象となった人たちへの配慮のなさにはあきれかえる。

    また、100年一度の危機と言いながら、2次補正予算を先送りしてしまった見識のなさには、自民党支持層までもそっぽを向きました。

    もう、政権交替をして、アメリカのように新しい出直しが必要です。小泉改革は間違いだらけ、我慢すればいい未来が約束されるようなことを、髪を振り乱して訴えていましたが、国民のほとんどがだまされしまった。彼はいつも民間にやらせればいい、市場至上主義、アメリカの言いなりに政策を実行してきました。イラク戦争はパンドラの箱をあけるものだと、当時コメントしたことがあったが、あの戦争はすべきではなかった。テロリストの養成も大量破壊兵器もなかったのに、ブッシュ大統領がおやじの仇を討ちたいがため、石油利権を独占したいがため、始めたのでしょう。アメリカは戦費を何百兆円も使いました。日本も憲法9条の原則を破って、海外派兵の実績を作ってしまいました。

     ところで、裁判員制度が始まろうとしているが。候補者の約30%が参加免除を申請したようだ。政府など推進者はほっとしているのではないだろうか。義務だからしかたがないからという善良な候補者が大多数だと思う。この制度を頓挫させるために、次の衆議院選挙時に施行される最高裁判事の適格性に裁判員制度に反対の方は是非、×を書きましょう。

     

    http://blog.with2.net/link.php/36571(ブログランキングに登録していますのでよろしく)

     

     

    September 02

    産婦人科医の無罪が確定!:新聞の社説

    産婦人科医の無罪が確定!:新聞の社説

     

    讀賣新聞

    「事件が医療界に与えた衝撃は極めて大きかった。医師が逮捕された後に、全国で多数の病院が出産の取り扱いを中止した。医学生は産科のみならず、外科など命にかかわる手術を行う分野を避けるようになった。

     

     そもそも、医師を逮捕までする必要があったのだろうか。疑問を禁じ得ない。

     

     まだ1審であり、医師の無罪が確定したわけではない。だが、医療事故に関して、警察がいきなり捜査に入る現状は危うい。」

     

    コメント:まともな意見である。

     

    産経新聞

     「大野病院事件はカルテの改竄(かいざん)や技量もないのに高度な医療を施した医療過誤事件とは違った。それでも警察の捜査は医師の裁量にまで踏み込んで過失責任の罪を問うた。当然、医療界は「最善を尽くして逮捕されるならもう手術はできない」と反発し、産科医離れに拍車をかけた。

     

     医療を萎縮(いしゅく)させないために、捜査当局は幅広く専門家の意見を聞くなどもっと慎重に対応すべきだった。逮捕せずに書類送検で在宅起訴して刑事立件する捜査手法もあったはずだ。ただ、今後、医療過誤に対する捜査も萎縮するような事態は避けたい。」

     

    コメント:逮捕は明らかに間違いなのだ!人権侵害である。加藤医師は人権侵害と損害賠償をおこすべきである。

     

    朝日新聞

     「判決は医療界の常識に沿ったものであり、納得できる。検察にとっても、これ以上争う意味はあるまい。控訴をすべきではない。今回の件では、捜査するにしても、医師を逮捕、起訴したことに無理があったのではないか。慣れない手術でまるで練習台のように患者を使う。カルテを改ざんする。そうした悪質な行為については、これまで通り刑事責任が問われるべきだが、そうでないケースについては捜査当局は介入を控えるべきだろう。

     今回の立件は、医師の間から「ある確率で起きる不可避な事態にまで刑事責任が問われるなら、医療は成り立たない」と反発を招き、全国的な産科医不足に拍車をかける結果にもなった。産科の診療をやめた病院も多い。」

     

    コメント:朝日新聞だけが、社説で控訴すべきではないと主張した。他社の社説はなぜ主張しなかったのか!判決内容をしっかり把握していなかったのではないだろうか?

     

    毎日新聞

    「事故は産婦人科の医師不足が深刻化する中で起きたため、医師が萎縮(いしゅく)すると懸念する声が医療界に広がり、福島県警の捜査で産婦人科離れが加速した、と指摘された。日本産科婦人科学会などは「通常の医療行為で刑事責任を問われたのでは医療は成り立たない」と執刀医の逮捕、起訴を批判した。

     

     しかし、こうした考え方が市民にすんなり受け入れられるだろうか。医師の資質を疑いたくなるような医療事故が繰り返されており、医療従事者の隠ぺい体質や仲間意識の強さ、学閥を背景にしたかばい合いの常態化などを考慮すれば、慎重な調査、検証は欠かせない。県警が異例の強制捜査に踏み切ったのも、社会に渦巻く医療への不信を意識したればこそだろう。

     

     もちろん、警察権力は医療にいたずらに介入すべきではない。刑事責任を追及する対象は、明らかな犯罪行為や常識からかけ離れた医療行為などに限定すべきだ。経験や技量の不足に起因するものは、民事上の損害賠償で償ったり、行政罰に処するのが先決だろう。結果として患者を死に至らしめたとしても、懸命に救命を図った医師に手錠をはめることが社会正義にかなうとも考えにくい。」

     

    コメント:県警の逮捕を容認するコメントを書いているのは、毎日新聞だけであり、あきれてしまう(社会に渦巻く医療への不信:不信をあおるようにマスコミがとりあげすぎていないでしょうか?)。そのあとの内容との整合性にかけ、矛盾している。

     

    参考ブログ:

    http://d.hatena.ne.jp/oguogu/20080821/1219305381

    http://blog.livedoor.jp/tokumeikibon/archives/51233649.html

     

    http://blog.with2.net/link.php/36571

    (ブログランキングに登録していますのでよろしく)

     

     

     

    無責任男:福田首相の突然の辞任

    無責任男:福田首相の突然の辞任

     

    9時のNHKニュースを見ていたら、9時半から福田総理の辞任表明会見があるとのことで、「アッと驚く為五郎」であった。「日本一の無責任男」とは、植木等ではなく、福田総理であった。

    安倍首相に続き、政権の突然の放棄である。1か月前の内閣改造はなんであったのか!野田聖子の笑顔が消えてしまうであろうが、どんなコメントを出すか楽しみである。

     

    自民党は政権にしがみつくのではなく、解散・総選挙をして、民意を問うべきである。民主党に政権を譲ってもいいのではないか。これで、自民党の支持率はまた低下していくであろう。

     

    福田総理に対する新聞記者による最後の質問に対する返答は面白かった。自分では今後の展望がまったく見込めないから、泥まみれになる前に辞任したのであろう。

     

    参考記事:朝日新聞から引用

     

    「ひとごとのようにとあなたはおっしゃったけどね、私は自分自身のことは客観的に見ることができるんです。あなたとは違うんです」

     

     1日午後9時半からの辞任会見の最後、感情を表に出すことの少ない福田首相が気色ばんでみせた。「会見がひとごとのように見える」と指摘した新聞記者の質問への答えに、無念の胸中をにじませた。

     

    http://crazy.yabunirami.org/movie.html

     

    http://blog.with2.net/link.php/36571

    (ブログランキングに登録していますのでよろしく)

    September 01

    NHK特集:模擬爆弾:パンプキン

    NHK特集:模擬爆弾:パンプキン

     

    テレビをつけたら、愛知県春日井市のことが放映されていた。原爆に関して初めて知る事実であった。原爆に関して、下記のブログを参照してください。

     

    http://hranmu.spaces.live.com/Blog/cns!F6D2A9D447E0DCE9!326.entry

     

    その時 歴史が動いた「模擬原爆パンプキン~秘められた原爆投下訓練~」

     

    1945(昭和20)年8月、アメリカ軍によって広島・長崎に投下された原子爆弾。ここに至るまでに“もうひとつの原爆”があったことが近年明らかになった。

    「模擬原爆パンプキン」。原爆が投下される直前の7月下旬からの日本本土での予行演習のため、プルトニウム原爆と形も大きさもそっくりに作り、大量の爆薬を詰めた巨大爆弾である。愛知県や山口県の教師たちがアメリカ軍の原爆投下作戦を詳述した記録を発見。

    調査からパンプキンのべ49発が繰り返し日本の各地に落とされ、400人以上が死亡、負傷者も1200人以上にのぼることが判明した。アメリカ軍は、パンプキンを原爆投下予定地の周辺に落とすとともに時には市街地であればどこでもかまわずこの爆弾を投じていたのだった。

    番組では、秘められたパンプキン投下の悲劇を明らかにしながら、日本の市街地を標的に進められた原爆投下計画の舞台裏を、米軍資料や研究者・空襲被災者の証言をもとに描く。

    番組内容や番組中に出てきた言葉など

    原爆投下部隊・第509混成群団について

    日本への原爆投下を目的に創設された部隊。記録上、部隊の正式な発足日は1944年12月17日とされているが、実際には8月末に創設の準備が進められ、9月からユタ州ウェンドーヴァー基地に隊員が集められ、訓練が行われていた。

    B29爆撃機15機の戦闘部隊に、輸送や補給、警備などの支援部隊を加え、自前で極秘任務を遂行できるよう編成された混成群団。「陸軍航空軍史」によれば、兵力は将校225人、兵士1542人。

    「模擬原爆パンプキン」に関する米軍資料の発見について

    1991年11月、愛知県春日井市の「春日井の戦争を記録する会」は、国立国会図書館に所蔵されていた米軍のマイクロフィルムの中から、原子爆弾投下のための実戦訓練として、第509混成群団が1万ポンド爆弾を投下した場所を示す日本の地図と任務の一覧表を発見し公表。

    翌1992年、山口県の徳山工業高等専門学校の工藤洋三氏が、アメリカ、アラバマ州マクスウェル空軍基地にあるシンプソン歴史研究センターから第509混成群団の「特殊作戦任務報告書」などの資料を発見。その後も、工藤氏は、渡米を繰り返し、第509混成群団に関する膨大な文書、写真、フィルムなどの資料を収集。翻訳や調査研究を続けている。(NHK onlineから引用)

     

    日本に対する高高度(高度3万フィート「約9千メートル」)からの人類初の原爆投下を成功させるための投下訓練と、爆発後の放射線から逃げるための急旋回(急転、退避)の訓練を目的として、米軍第509混成群団は、1945(昭和20)年7月20日から8月14日にかけて、東京、富山、長岡(新潟県)、敦賀(福井県)、福島、島田(静岡県)、焼津(静岡県)、浜松(静岡県)、名古屋、春日井(愛知県)、豊田(愛知県)、大垣(岐阜県)、四日市(三重県)、大阪、和歌山、宇部(山口県)、新居浜(愛媛県)など1都2府15県29市町(現在の自治体数)の44目標に模擬原爆49発を投下(計18任務、延べ50機)、約420人が死亡、約1200百人が負傷した(「春日井の戦争を記録する会」の調べ。なお、模擬原爆と判明したのは1991年)。

    http://www.cc.matsuyama-u.ac.jp/~tamura/mogigennbaku.htmから引用)

     

    春日井東部中学校区『憲法九条の会』Since2005.Nov.13

    ニュースNo.4春日井市穴橋町3-2-9 電話(056883-9178

     

    第四回憲法学習会『春日井戦跡巡り』レポート!

     

    戦争の恐ろしさを想像できた戦跡めぐり

    川合正義

     6月18日の午前、20人が集合し、幸い梅雨の晴れ間のなか、車4台に分乗して、春日井市内の主な戦跡、鳥居松工廠と鷹来工廠をめぐりました。出発前に東部中学校区「憲法九条の会」筆頭代表の三浦秀夫さんが戦時中極秘とされた当時の5万分の1の地図と体験記を参加者に配布し、地図上の鳥居松工廠

    と鷹来工廠とを繋ぐ鉄道線をマーカーで色塗りしながら現在との違いをお互いに確認しました。

     まず王子製紙内の東側の一角、観音様の慰霊碑へ向かい、その碑前で碑文を読んだり、三浦さんから空襲の様子などの説明を聞きました。3月24日から25日にかけての空襲で数十人の人が犠牲になったこと、8月14日、終戦の前日に模擬原子爆弾が3発落とされたことなど、知りました。

     次に、春日井市総合体育館や名城大学農学部がある鷹来工廠跡へ行きました。外壁が灰色にくすんだ工廠本館の建物は今も使われています。玄関の上部に

    は陸軍の星のマーク跡がくっきり残り、その上方には時計の文字盤のみが往時をしのばせていました。

     そこでも三浦さんの用意した資料で説明を受け、60年以上前の軍需工場に遠く長野県から動員された女学校の生徒たちの抑圧された苦痛に満ちた生活を

    想像しながら、やっぱり軍国主義の日本に逆戻りさせないように、と参加者それぞれに気持ちを新たにして、福祉センターに昼少し前にもどりました。  

     フィールドワークは充実感がありますね。

     

    東部中学校区「憲法九条の会」第4回憲法学習会に参加して!

    川口通子

     私は5人の女性グループ(新婦人しの木班、ウォーク小組)の一人として参加しました。

     春日井の戦跡めぐりというチラシを見て今の時期にピッタリだし、春日井についてよく知らないので勉強したいと思い参加させていただきました。

     歩くことはほとんどなかったけれど、会の代表世話人の先生の説明や貴重な資料をいただけてとても有意義でした。

     戦後60年たった今も犠牲者の慰霊碑に花が手向けられていました。また当時の建物がそのまま今も使われているのに驚かされました。

     いろいろお世話してくださりありがとうございました。

     

    自宅が戦中に工廠の社宅だったとは!

    戸田四郎

     私の住んでいることぶき町は、鳥居松工廠の今でいう社宅と聞いている。それで戦争が終わり、払い下げになったとのこと。そのまま住んでいた人の話は今までに一度も聞いたことがない。あらためて工廠が兵器工場で、鉄砲とその弾を製造していたとは…

     

    敗戦前日に、春日井に模擬原子爆弾が落とされたことを知らなかった。(長崎型原爆と同じ)

     鷹来工廠で紹介された福田光子さんの『兵器工場で迎えた卒業式』の手記は、文章もすばらしくあっという間に読んでしまった。三浦さんの説明に拍手!資料ありがとう。

     

    自分の思いを言葉にしてゆく報告者・三浦秀夫さん

    六月十日、「9条の会」発足二周年にあたり初の全国交流集会が開かれました。

     

    「九条を世界に輝かそう」の思いを胸に、全国から一五五〇人が東京の日本青年館ホールに集まりました。

     落合幸次さんと私は東部中学校区「憲法九条の会」を代表して参加しました。落合幸次さんは、分散会で「会」の活動を報告しました。午前中は呼びかけ人の六人が挨拶をし、加藤周一さんは「9条の会」は全国で五一七四の会がで

    き、この勢いで押していけば勝き、この勢いで押していけば勝つ可能性があるとの展望を示しました。小田実さんは、改憲論者は夢想的であり、自衛隊を軍隊と認めて戦争をしても、日本は石油と食料がないので戦争は無理。九条の理想を追求することのほうが現実的であると述べました。午後からは、十一の分散会に分かれて各地からの取り組みが発表されました。九条の思いをどんな言葉で伝えてきたか、ひとり5分以内で語るのは大変でした。それでも二十人以上の人が壇上に上がりました。地域や職場など実にさまざまな分野で会が作られていました。劇団、音楽、俳句、宗教者、趣味を生かしたものでは、ポスター、壁掛け、絵手紙などの同好者の集まり、さらに散歩の途中で、お食事会で、駅頭で、ランニングをしながら語りかけるなど、中にはお好み屋のおばさんがソースを9の字にかけて話しかけたり、蓮根の穴は九つあるから蓮根の会、など身近なものから話題を作っていくアイディアはとても参考になりました。

     「自分の思いを言葉にしていくこと、これがたたかいである」という参加者の発言が心に残りました。来年も春日井からたくさんの参加者があってほしいと思います。  

      

    6月4日、憲法9条を守りたい春日井市内在住、在勤者の有志でつくる「春日井9条の会」の結成総会が柏原町の市中央公民館であり、二百人以上が参加しました。

     大学教授や医師、宗教者、元教師など幅広い分野から六十一人が呼びかけ

    人となって発足しました。小寺富士雄さんグループによる平和の歌、松原実智子さん(俳優)の詩の朗読、小森陽一「9条の会」事務局長の「憲法9条の生

    命力から今、私たちに何ができるか」の講演を聞き、郷土史家の伊藤浩さんの特別発言を聞き、憲法のすばらしさを学びました。松原実智子さんの「おかあさんの樹」の朗読は、涙なしには聴けませんでした。

     春日井市内には、準備会も含めて十三の「9条の会」があります。地域の「9条の会」からの発言もたくさんありました。東部中学校区「憲法九条の会」の代表世話人である川合正義さんが「憲法九条の会」の活動を報告しました。

     経過報告や会の目的などが全員一致で採択され、講演会や学習会を無数に開くことなどを決めました。代表世話人に、宮田陸奥男(弁護士)小栗明子(婦人科医師)森正(名古屋市立大学名誉教授)米本光世(金光教春日井教会長)

    の4人が選出されました。(敬称略)

     東部中学校区「憲法九条の会」の関係では、事務局長に細江幸右さん、呼びかけ人に、三浦秀夫さん、落合幸次さんが選出されました。

    http://www.aichi-article9.jp/wa/kasugaitoubu1.pdf から引用)

     

    http://blog.with2.net/link.php/36571

    (ブログランキングに登録していますのでよろしく)

     

    August 24

    葛原茂樹先生からのメッセージ:教訓とモットー

    葛原茂樹先生からのメッセージ:教訓とモットー

     

    現在、葛原先生は日本神経学会理事長の要職につかれているが、非常に気さくな先生であり、学会などでときどきお話する機会がある。三重大学神経内科教授の退官最終講義で、彼の経験から得た教訓とモットーが述べられている。非常に含蓄のあることが述べられているので、引用する。

     

    学生と若い医師・研究者諸君へ

     

    信念を曲げない、権威に屈しない、長いものに巻かれない

    頑張り過ぎない、欲張らない

    先のことを考えない、今を一生懸命に生きる

    若い時は楽をしない

    武者修行をし、他人の釜の飯を食い、友人を増やす

     機会があれば未知の職場へ

     異質の人から学ぶ(まねぶ)=真似ぶ(まねぶ)

    与えられた部署で誠実に役割を果たす

     年齢と経験、立場・職責に応じた働きをする

    頼まれたことは断わらずに引き受ける 

     患者、同僚、上司から「頼まれる」=「頼りになる」と見込まれたことである

     

           医師としての生き方と目標

     

    患者さんの訴えが一番大事=主訴は一番鋭敏なマーカー

    診察を受けてよかったと思って帰っていただくことを心がける

    五感を養い、自分の頭で考える

    事実と目の前の現象に対して謙虚になる

    権威者に盲従せず、他人の言を鵜呑みのにせず、常に自らの頭で判断する

    典型事例に精通する→医学上の新発見は「違い」を感知することから生まれる

    誤診例、重要例は必ず報告する→論文化は個人の経験を万人の知的財産に変える

    臨床の場では常にsomething newに注意を払い、scientific clinicianを目指す

    「長」がつく職になったら部下を鼓舞し育成することが大事な職務のひとつである

    論文を書きなさい、その努力を怠る者は廃れて行くのみ(Publish or perish!

     

                 最後に学生諸君と若人へ

     

    君たちの可能性は無限大です!

    奉仕の精神と高潔な志を持って高く大きく飛躍してください!

    Bon Voyage!

     

    「誤診例、重要例は必ず報告する→論文化は個人の経験を万人の知的財産に変える」

     

    病気の鑑別がうまくいかない場合は、Pubmed を利用し、keywordをいくつか入れると、過去に発表された論文のタイトルが出てくる。非常に珍しい症例の場合、世界のだれかが論文にして報告していることが多い。世界第1例目の症例はめったにはない。本邦で2例、3例の症例は経験したことがある。そのような症例を学会発表しているが、症例報告として、論文に投稿するまでが長くかかってしまう。日常診療の多忙さ、また、つぎつぎと珍しい症例が出てくるため、英語の文献を読まないといけないとか、また、学会発表に要する時間の10倍ぐらいの労力が論文執筆に必要となるので、論文の執筆がかなり滞っている。

     

    依頼原稿の場合は締め切りがあるため、締め切り2週間前になると、毎晩2時ぐらいまで原稿書きに集中する。最近書いた総説は、神経内科の「傍腫瘍性脳幹脳炎」である。引用文献が30件以内ということで、文献の取捨選択をしなければならなかった。また、最新の文献を引用したために、締め切り1週間後に原稿をメールで送付した。5月に日本神経学会があり、ペン大のDalmau教授の講演を聞いていたら、彼の最新の総説(paraneoplastic syndrome)がLancet Neurology4月号に掲載されていることが判明した。その総説では、傍腫瘍症候群の診断について、わかりやすく記載されていた。(1. Dalmau J, Rosenfeld MR. Paraneoplastic syndrome of the CNS. Lancet Neurol 2008; 7: 327. 2. Graus F, Delattre JY, Antoine JC, et al. Recommended diagnostic criteria for paraneoplastic neurological syndromes. J Neurol Neurosurg Psychiatry 2004; 75: 1135.)

     

    また、American Academy of Neurology.の会員になっているので、毎週電子メールで最新論文のタイトルが送られてくる。その中に、TanらによるVGKC (voltage-gated potassium channel)自己免疫の臨床スペクトラムTan KW, Lennon VA, Klein, CJ, et al. Clinical spectrum of voltage-gated potassium channel autoimmunity. Neurology 2008; 70: 1883)の論文に気づいた。早速のこの論文の要約を総説に追加した。

     

    「この抗体は最初、後天的neuromyotoniaで報告され、その後Morvan 症候群、てんかん、辺縁系脳炎、発汗過多や胃腸運動不全の自律神経不全を伴うことが記載された。Tan28) らは、72例を検討し、神経症状は急性~亜急性71%、多相性46%;71%認知障害、58%てんかん、33%自律神経不全、29%ミオクローヌス、26%睡眠異常、25%末梢神経障害、21%錐体外路障害、19%脳幹・脳神経障害であった。14%がCreutzfeldt-Jakob病と誤診された。新生物は33%で確認され、18例が癌(SCLC5例、前立腺癌4例、胸腺癌3例、扁平上皮癌3例(頭部、頸部、皮膚)、乳癌2例など)、3例が血液悪性腫瘍(B-cell lymphoma、慢性リンパ性白血病、mycosis fungoides)、5例が良性腺腫、1例が胸腺腫であった。89%で免疫療法は有効であり、50%では著効した。脳神経・脳幹障害として、複視または眼のかすみ(6例)、構音・嚥下障害(4例)、視力消失(3例)、半側顔面スパスム(1例)、顔面のしびれ(1例)、嗅覚消失(1例)が見られた。」

     

    http://blog.with2.net/link.php/36571

    (ブログランキングに登録していますのでよろしく)

     

     

     

    August 22

    警察・検察は加藤医師の控訴を断念せよ!

    警察・検察は加藤医師の控訴を断念せよ!

     

    大野病院産婦人科加藤医師に対する第一審での無罪判決は当然の結果であるが、警察・検察は控訴を断念すべきである。日本産婦人科学会は全面的に加藤医師を支援し、彼の行為はまったく過失がなかったことが、第一審で明白になった。これ以上、裁判を続けることは、加藤医師にとって過酷であるし、勝ち目がまったくない裁判を行えば、検察の頭脳がおかしいことを示すものである。また、下記の記事を読むとわかるが、警察庁長官は異例のコメントを述べている。

     

    参考資料:

    医療への捜査、慎重に…「帝王切開死」無罪で警察庁長官

     福島県立大野病院で2004年に起きた医療事故で業務上過失致死罪などに問われた産婦人科医に無罪判決が出たことについて、警察庁の吉村博人長官は21日の記者会見で、「医療行為への捜査については判決を踏まえ、慎重かつ適切に対応していく必要がある」と述べた。

    警察庁長官が、確定前の判決に踏み込んで言及するのは異例。

     吉村長官は「警察として医療の場での事件、事故への対処は簡単ではない部分がある」とし、「警察の捜査活動が(医師に)消極的な影響を与えてはならない」との考えを示した。民事訴訟や行政処分との兼ね合いについても言及し、「刑事だけが突出してはおかしくなる。総合的に判断する必要がある」と述べた。

     厚生労働省が設置を検討する「医療安全調査委員会(仮称)」については「患者や遺族が信頼、安心感を保てる制度が必要」とし、関係省庁と連携を強化していく意向を強調した。

    20088212028  読売新聞)

     

     なお、毎日新聞の福島県の地方版では、現地の意見が書かれていて、参考になる。また、

    判決当日に福島市で開催された「福島大野事件が地域産科医療にもたらした影響を考える」がテーマのシンポジウムが取り上げられていた。他の新聞社の記事にはなかったと思われるので、引用しておく。

     

     来年から裁判員制度が始まる予定であるが、今回の裁判が素人裁判員により行われると、判決が逆転していたかもしれない。遺族側の感情に左右される裁判員が出てくるであろう。

    また、わずか3回だけの公判で裁判が終了するとは思えない。また、専門的なことを理解できない裁判員もいるであろう。裁判員制度は廃止すべきであると、国民は声を大にすべきである。裁判所への出頭命令は戦前の赤紙の再現であり、断固拒否されるべきものである。

     

    参考資料:

    毎日新聞

     ◇裁判の影響で医師減少も、「安全意識高まった」--県病院局

     県立病院を運営する県病院局では、茂田士郎・病院事業管理者が会見し、「県内の医師減少や萎縮(いしゅく)医療など裁判の影響もあったが、一方で安全や再発防止に対する意識が高まった面もある」と振り返った。05年3月に公表、癒着胎盤の無理なはく離が死亡原因の一つとした事故調査報告書については「再発防止のため、聞き取り調査で事故の経緯をまとめた。事故直後の第三者の意見によるもので法的根拠はない。判決はさまざまな観点からの審理の結果で、より正しいものだろう」と話した。加藤医師を減給処分、病院長を戒告処分にしたことについて、「判決確定後に検討するが、調査報告書に重大な事実誤認があったことが分かれば(処分を)取り消すことも可能」とした。【関雄輔】

     

     ◇「当然の判決だ」 捜査機関へ批判相次ぐ--加藤医師支援シンポ

     福島市太田町の福島グリーンパレスでは20日午後、加藤克彦医師(40)を支援する医療関係者やジャーナリストらでつくる実行委主催でシンポジウムが開かれた。会場からは「当然の判決だ」「医療現場を崩壊させる捜査を許してはいけない」など捜査機関への批判が相次いだ。

     

     シンポは「福島大野事件が地域産科医療にもたらした影響を考える」がテーマ。市民から国会議員まで約160人が参加した。国立病院機構名古屋医療センターの産科医、野村麻実さんらパネリスト7人が意見交換し、野村さんは「逮捕というセンセーショナルな事件になり、産科の崩壊が進んだ。地域医療が失ったものは大きい」と、事件後の県内の産科医減少などを報告した。

     

     超党派の国会議員でつくる「医療現場の危機打開と再建をめざす議員連盟」の会長代理、仙谷由人衆院議員(民主)は「警察、検察は相当無理しないと公判維持できないと直感していた。素人の思いつきで逮捕、拘置してはならないと法務省や検察庁に申し入れたい」と話し、連盟メンバーの世耕弘成参院議員(自民)は「判決を高く評価したい。無過失補償制度の確立と医療安全調査委員会を早急に立ち上げるべきだ」と訴えた。【坂本智尚】

     

     ◇調査委の開始望む--小山菊雄・県医師会会長

     患者と遺族に心から哀悼をささげたい。加藤医師の行為は日本の医療水準に対し妥当な判断で、可能な限りの医療を尽くしたと思う。今回の判決で、安心して医療を続けられる状態になり、医師会としても安堵(あんど)している。事件後、産科の閉鎖が続き、裁判が影響を与えたのは確か。医師会は会員の正当な権利を守るのが義務だが、患者や家族の思いもある。国の医療安全調査委員会の早期開始を望む。

     

     ◇安全確保に努める--佐藤雄平知事

     これまでさまざまな観点から行われた審理の結果と考えている。県民の誰もが安全に安心して健やかに暮らせる社会づくりのため、地域医療を確保することは極めて重要であると認識している。今後も医療体制の整備と医療の安全確保に努めたい。

     

     ◇産科医、出生1000人当たり8.1人 全国平均下回る、人口10万人で6.6人

     事件を背景に産婦人科医が全国的に減少する中、県内でも02年以降産科医は減り続け、出生1000人当たりの産科医の数は8・1人。人口10万人当たりでは6・6人と全国平均7・5人を下回り、全国37位にとどまっている。

     

     地域別では、県立医大のある県北地区以外は産科医の不足が顕著で、特に南会津地方は出生1000人当たり4・4人と深刻だ。今年2月末には南会津病院が産科医の退職で分娩(ぶんべん)をやめ、会津若松市の民間病院から週2日医師の派遣を受けて妊婦検診のみを継続している。

     

     会津若松市の竹田綜合病院では、会津全域から妊婦が受診に訪れ、半日かけて来院する妊婦もいるという。同病院の07年度の分娩数は666件で、05年度比で121件増加した。同病院は「分娩を休止する病院がこれ以上増えると大変だ」と話した。【西嶋正法】

     

     ◇「手術が怖い」の声も 「無罪判決に安堵」--医大生

     産科医が手術中の判断を巡って逮捕、起訴された今回の事件は、医師を志す医学生にも大きな衝撃を与えていた。皮膚科医を目指しているという県立医大6年の国分恭子さん(25)は「無罪と聞いてほっとした。医療行為は100%成功するとは限らない。処方せんを間違うなど明らかな医療ミスならともかく、すべきことをして罪に問われるなら医師は怖くて手術できなくなる。自分も手術するようになると思うと正直、怖い」と話した。

     

     また、同大2年の石井惇也さん(19)は「医療技術が進歩した分、難しい手術が増えていると思う」とした上で、「いずれは外科系に進み、難しいケースにも対応できる医者になりたいが、医者は神ではない。過失の有無が定かでないのに捜査機関が介入すれば、萎縮して難手術を避ける医者が増えると思う」と話していた。【西嶋正法】

     

    http://blog.with2.net/link.php/36571

    (ブログランキングに登録していますのでよろしく)

     

    August 20

    産婦人科医師への無罪判決は当然だ!警察・検察の横暴と遺族の誤解

    産婦人科医師への無罪判決は当然だ!警察・検察の横暴と遺族の誤解

     

    予想していた通りの無罪判決であった。通常の医療行為で患者が死亡したのに、その主治医が逮捕されるという警察・検察の信じられない暴挙であった。証拠隠滅の恐れもなく、逃亡の恐れもない加藤医師を業務上過失致死の容疑で逮捕した。日本医学会、日本産婦人科学会をはじめとする医療関係者のほぼすべてが加藤医師を支持し、警察・検察の行為に対して抗議した。

     

    彼の逮捕によって、産婦人科を志望する医学生は激減し、産婦人科をやめた医師も増え、医療崩壊の進行を早めてしまった。遺族が民事に訴えるのは権利として問題はないが、刑事事件として取り上げるのは非常識で責められるべきである。加藤医師が医師としての活動ができなくなり、生活も破壊してしまうような暴挙をおこなってきた警察、検察の責任を問いたい。

     

     検察側の鑑定人の新潟大学産婦人科教授の鑑定結果に対して、裁判官は鮮やかに手厳しく批判をしていて、気持ちがよかった。

     

     「証言した医師のうち、C医師のみが検察官の主張と同趣旨の見解を述べている。だが、同医師は腫瘍(しゅよう)が専門で癒着胎盤の治療経験に乏しいこと、鑑定や証言は自分の直接の臨床経験に基づくものではなく、主として医学書などの文献に頼ったものであることからすれば、鑑定結果と証言内容を癒着胎盤に関する標準的な医療措置と理解することは相当でない。

     

     他方、D医師、E医師の産科の臨床経験の豊富さ、専門知識の確かさは、その経歴のみならず、証言内容からもくみとることができ、少なくとも癒着胎盤に関する標準的な医療措置に関する証言は医療現場の実際をそのまま表現していると認められる。

     

     そうすると、本件ではD、E両医師の証言などから「剥離を開始した後は、出血をしていても胎盤剥離を完了させ、子宮の収縮を期待するとともに止血操作を行い、それでもコントロールできない大量出血をする場合には子宮を摘出する」ということが、臨床上の標準的な医療措置と理解するのが相当だ。

     

    参考意見:他のブログから引用しました。

    http://tyama7.blog.ocn.ne.jp/obgyn/

    (ある産婦人科医のひとりごと)

     

    1.とりあえず無罪で良かったです。しかし、検察が控訴する可能性もあるのでまだ安心できません。今回の事件の影響は大きく、加藤先生の産婦人科医としての将来や人生を破壊し、また、全国の産科医療をも破壊しました。もし、無罪が確定したら、この件に関わった、警察や検察の関係者は処分されるべきだと思いますが皆さんどう思われます?

     

    投稿 ある大阪の産婦人科医 | 2008/08/20 16:20

     

    2.無罪判決の後でも、ある新聞は遺族のコメントを強く主張している。なぜ、分娩というものが、突然異常になることを妊婦やその家族は認識すべき、などのコメントをしないのだろうか。現在でも、年に数十人は母体死亡しているのである。しかもその約半数がこの件と同様に出血死である。逆にこの件で、医師が十分に過失なく治療しても救えない母体死亡があることを多くの妊婦やその家族が認識することを希望します。

     

    投稿 ある勤務産科医 | 2008/08/20 17:20

     

    3.とにかく無罪でほっとしました。

    途中からでしたが、シンポジウムに参加させて頂きました。会場は本当に熱気に包まれていました。

    今回の件で一番問題だったのは警察・検察です。本来逮捕する理由(逃亡も証拠隠滅ありえないのに)も無いのに逮捕し、警察署は表彰までされています。違法行為と言う弁護士さんもいます。一方刑事事件になって遺族も被害者なったと思われます。それなのに遺族と医師側の対立ばかりを煽るマスコミには本当にうんざりします。

     

    投稿 産科開業医 | 2008/08/20 19:43

     

    4.自分は三十余年前、大野病院で生まれた地元民です。

    最近結婚をして、これから子供を儲けようというとき、今の大野病院には産婦人科が無く、大変不便を感じています。

     

    今日、無罪判決の報道を知った瞬間、喜びのあまり声をはりあげてしまいました。

     

    加藤先生はとてもいい先生だったと、たくさんの人から伺ってます。

     

    どうか大野病院に産婦人科が復活し、かなうならば、加藤先生にはぜひ大野病院にまた戻ってきてほしいです。

     

    投稿 地元民から | 2008/08/20 21:20

     

    参考資料:朝日新聞から

     

    福島県立大野病院事件の福島地裁判決理由要旨(1/2ページ)200882014

     

     福島県立大野病院で帝王切開手術を受けた女性患者が死亡した事件で、福島地裁が言い渡した無罪判決の理由の要旨は次の通り。

     

     【業務上過失致死】

     

     ●死因と行為との因果関係など

     

     鑑定などによると、患者の死因は失血死で、被告の胎盤剥離(はくり)行為と死亡の間には因果関係が認められる。癒着胎盤を無理に剥(は)がすことが、大量出血を引き起こし、母胎死亡の原因となり得ることは、被告が所持していたものを含めた医学書に記載されており、剥離を継続すれば患者の生命に危機が及ぶおそれがあったことを予見する可能性はあった。胎盤剥離を中止して子宮摘出手術などに移行した場合に予想される出血量は、胎盤剥離を継続した場合と比較すれば相当少ないということは可能だから、結果回避可能性があったと理解するのが相当だ。

     

     ●医学的準則と胎盤剥離中止義務について

     

     本件では、癒着胎盤の剥離を中止し、子宮摘出手術などに移行した具体的な臨床症例は検察官、被告側のいずれからも提示されず、法廷で証言した各医師も言及していない。

     

     証言した医師のうち、C医師のみが検察官の主張と同趣旨の見解を述べている。だが、同医師は腫瘍(しゅよう)が専門で癒着胎盤の治療経験に乏しいこと、鑑定や証言は自分の直接の臨床経験に基づくものではなく、主として医学書などの文献に頼ったものであることからすれば、鑑定結果と証言内容を癒着胎盤に関する標準的な医療措置と理解することは相当でない。

     

     他方、D医師、E医師の産科の臨床経験の豊富さ、専門知識の確かさは、その経歴のみならず、証言内容からもくみとることができ、少なくとも癒着胎盤に関する標準的な医療措置に関する証言は医療現場の実際をそのまま表現していると認められる。

     

     そうすると、本件ではD、E両医師の証言などから「剥離を開始した後は、出血をしていても胎盤剥離を完了させ、子宮の収縮を期待するとともに止血操作を行い、それでもコントロールできない大量出血をする場合には子宮を摘出する」ということが、臨床上の標準的な医療措置と理解するのが相当だ。

     

     検察官は癒着胎盤と認識した以上、直ちに胎盤剥離を中止して子宮摘出手術などに移行することが医学的準則であり、被告には剥離を中止する義務があったと主張する。これは医学書の一部の見解に依拠したと評価することができるが、採用できない。

     

     医師に医療措置上の行為義務を負わせ、その義務に反した者には刑罰を科する基準となり得る医学的準則は、臨床に携わる医師がその場面に直面した場合、ほとんどの者がその基準に従った医療措置を講じているといえる程度の一般性、通有性がなければならない。なぜなら、このように理解しなければ、医療措置と一部の医学書に記載されている内容に齟齬(そご)があるような場合に、医師は容易、迅速に治療法の選択ができなくなり、医療現場に混乱をもたらすことになり、刑罰が科される基準が不明確となるからだ。

     

     この点について、検察官は一部の医学書やC医師の鑑定に依拠した準則を主張しているが、これが医師らに広く認識され、その準則に則した臨床例が多く存在するといった点に関する立証はされていない。

     

     また、医療行為が患者の生命や身体に対する危険性があることは自明だし、そもそも医療行為の結果を正確に予測することは困難だ。医療行為を中止する義務があるとするためには、検察官が、当該行為が危険があるということだけでなく、当該行為を中止しない場合の危険性を具体的に明らかにしたうえで、より適切な方法が他にあることを立証しなければならず、このような立証を具体的に行うためには少なくとも相当数の根拠となる臨床症例の提示が必要不可欠だといえる。

     

     しかし、検察官は主張を根拠づける臨床症例を何ら提示していない。被告が胎盤剥離を中止しなかった場合の具体的な危険性が証明されているとはいえない。

     

     本件では、検察官が主張するような内容が医学的準則だったと認めることはできないし、具体的な危険性などを根拠に、胎盤剥離を中止すべき義務があったと認めることもできず、被告が従うべき注意義務の証明がない。

     

     【医師法違反】

     

     本件患者の死亡という結果は、癒着胎盤という疾病を原因とする、過失なき診療行為をもってしても避けられなかった結果といわざるを得ないから、医師法にいう異状がある場合に該当するということはできない。その余について検討するまでもなく、医師法違反の罪は成立しない。

     

    http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/171427/

     

    大野病院事件「妥当な判決」 日産婦学会が声明

    13:17更新

    福島地裁の無罪判決を受け、日本産科婦人科学会の吉村泰典理事長は20日昼、記者会見し「実地医療の困難さとリスクに理解を示した妥当な判決」と判決を評価。「控訴しないことを強く要請する」と、検察側に控訴断念を求めた。

     

     争点となった癒着胎盤について吉村理事長は「極めてまれな疾患であり、診断も難しく、最善の治療についての学術的議論は現在も学会で続けられている」とし、加藤克彦被告に対しては「専門医としていった医療の水準は高く、まったく医療過誤と言うべきものではない」と、同学会の声明を読み上げた。

     

     同学会医療問題ワーキンググループ委員長を務める岡井崇理事は「今回のケースは逮捕する理由がなかった。たとえ患者への説明が不十分だったとしても、医師に刑事罰を与えることにはつながらない。医療を知らない警察が最初に捜査を行ったことが問題。まず、専門家が第三者機関を設けて調査すべきだと事件を通じて率直に感じた」と訴えた。

     

    http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/171489/

     

    日本生殖医学会も歓迎 大野病院事件無罪判決

     

     大野病院事件の無罪判決について、全国約4900人の産婦人科や泌尿器科の医師らで構成する「日本生殖医学会」(岡村均理事長、東京)は20日、「極めて適切な判断と考え、歓迎する」との声明文を公表した。

     

     声明文では「医療提供者には常にベストを尽くして治療する義務があ

    る」とした上で「全力を尽くしても、治療結果は個別で異なり、最終的に最悪の結果になる場合がある。これは社会の常識で、法律上も正しいと判断された」などとしている。

     

    http://blog.with2.net/link.php/36571

    (ブログランキングに登録していますのでよろしく)

     

     

    August 18

    卵巣奇形腫に合併した非ヘルペス性辺縁系脳炎

    卵巣奇形腫に合併した非ヘルペス性辺縁系脳炎

     

    若年女性に好発する非ヘルペス性辺縁系脳炎は神経内科領域で以前から注目されていたが、2007年にペンシルバニア大学のDalmau教授らにより、抗NMDA受容体抗体が病態に関与し、卵巣奇形腫を合併することが報告された。

     

    http://www.pubmedcentral.nih.gov/articlerender.fcgi?artid=1936221

    (Ann Neurol 2007)

    http://www.hosp.go.jp/~szec2/06/06-1-2-15.pdf

    (急性辺縁系脳炎等の自己免疫介在性脳炎・脳症」 の診断スキーム)

    辺縁系脳炎の臨床症状・所見:

    1.    精神症状等(行動異常、思考滅裂、興奮状態、幻聴、精神運動興奮状態、

    2.    統合失調様症状、記憶障害、せん妄、性欲亢進など)

    けいれん発作、けいれん重積、口周囲異常運動

    3.    自律神経症状(呼吸・循環動態不全、持続覚醒)

     

    当院では、11年前と去年に同様症例を経験した。第13回日本神経感染症学会総会に演題を出したところ、ワークショップに採択された。他の4演題が大学からの報告であり、市中病院からの発表は当院からだけである。

     

    なお、以前に大学勤務時代に、コクサッキーウイルスB4による脳炎の1例を臨床神経学に報告したことがあったが、もしかしたら、卵巣奇形腫を合併していたかもしれない。

    臨床神経学は学会誌であり、PubMedに、Abstractが記載されている。

     

    Rinsho Shinkeigaku. 1998 Jan; 38 (1):60-2.

    [Coxsackie virus B4 encephalitis in a young female who developed mental symptoms, and consciousness disturbance, and completely recovered][Article in Japanese]

     

    An 18-year-old female had common cold and insomnia in early March 1987. Later, abnormal speech and behavior, emotional incontinence, anorexia and consciousness disturbance appeared. On March 19, she was admitted to our hospital in semi-comatose state. Myoclonus-like movement on hands was observed, and epileptic attacks with tonic and clonic convulsions occasionally occurred. There were no neurological findings that suspected cerebral focal lesions. The respiration was assisted through tracheal intubation. Laboratory examinations showed inflammatory reactions (CRP+2, WBC 10,600) and transient high levels serum CK (6,215 IU). As she had bradycardia (30-40/min) with complete AV block on ECG, the pacemaker was implanted. The complication of myocarditis was suspected. EEG showed bilateral slow waves (3-6Hz), dominantly in frontal areas. Brain CT and CSF examinations were normal. After the combined administration of ara-A, dexamethasone and anti-convulsant, the consciousness level was recovered within a month. The serum antibody against coxsackie virus B4 alone was significantly increased. We concluded that coxsackie virus B4 caused acute encephalitis with mental symptoms and myocarditis with AV block. Recently, cytomegalovirus was reported to be the causative virus in a young female with non-HSV encephalitis who showed mental symptoms with good prognosis, but coxsackie virus B4 should also be considered as one of the causative viruses.

     

    1011日(土) 15:001630

     司会: 鈴木 則宏(慶應義塾大学 神経内科)亀井 聡 (日本大学 神経内科)  

    若年女性に好発する脳炎

    演 題 名

    W 若年女性に好発する急性非ヘルペス性脳炎(acute juvenile female non-herpetic

    encephalitis:AJFNHE)-全国調査の報告-

    日本大学(神経内科)亀井 聡

    W 当科における抗NMDAレセプター抗体関連脳炎3症例の検討

    自治医科大学(神経内科)島崎 晴雄

    W 卵巣奇形腫に合併した非ヘルペス性辺縁系脳炎の2

        (私が発表する)

    W 若年女性に好発する急性非ヘルペス性脳炎が疑われる1

    川崎医科大学(神経内科)久徳 弓子

    W NMDAR関連脳炎様精神症状、不随意運動を伴ったBickerstaff型脳幹脳炎の若年女

    性の一例

    順天堂大学(脳神経内科)河野 彩子

     

    卵巣奇形腫に伴う脳炎症例は藤田保健衛生大学の野倉先生や山本先生により、世界で初めて、1997年に報告された。

    Nokura K, Yamamoto H, Okawara Y, Koga H, Osawa H, Sakai K. Reversible limbic encephalitis caused by ovarian teratoma. Acta Neurol Scand 1997; 95:367–373.

     

    A 19-year-old woman developed memory loss followed by psychosis, coma, convulsion, and central hypoventilation requiring mechanical ventilation. MRI of the brain showed minimal changes, and SPECT imaging revealed a small region of increased uptake in the cortex. Intravenous acyclovir and high-dose corticosteroids were administered without any effect. An extensive work-up revealed an elevated serum alpha-fetoprotein (AFP) concentration and the presence of an ovarian tumor. Following resection of the tumor, an immature teratoma by pathology, the patient had significant recovery of her cognitive function with some psychotic sequela. Serum anti-neuronal antibody (anti-Hu) was negative both by immunohistochemistry and by Western blot analysis. A rare combination of paraneoplastic limbic encephalitis and brainstem encephalitis was the suspected diagnosis. Because the tumor contained a neuronal component, we propose an immunologic cross-reaction as the pathomechanism, but the lack of a specific antibody may suggest cell-mediated rather than globulin-mediated immunity.

     

    その患者のことを紹介した記事がある新聞に掲載されていたので、一部引用する。山本紘子教授は、「1リットルの涙」を書いた患者の主治医であった先生であり、日本神経学会の初めての女性理事である。

     

    参考記事:(一部伏字にした)

    卵巣奇形腫、辺縁系脳炎を克服、脳障害後遺症からあり得ないはずの復活(愛知県・--さん 女性31---) (2006/6/16)

    ◇卵巣奇形腫、辺縁系脳炎で死に直面

    1994(平成6)12月、19歳の時、--さんは突然のめまいに襲われた。翌日から、高熱、頭痛、腹痛、おう吐に苦しんだ。突然、泣いたり笑ったりと、精神も不安定になった。そうした状態が1週間続いた。--さんは、そのころから約2年間、記憶がないと言う。

    一番上の姉が、当時の状況を日記に綴っている。それによると、--さんは昏睡状態で藤田保健衛生大学病院に運ばれた。10日後に意識が回復した。超音波検査で、卵巣にこぶし大の腫瘍が発見された。病名は「卵巣奇形腫」。その腫瘍に対する抗体が脳にも働き、「辺縁系脳炎」を引き起こしていた。

    すぐ手術をして腫瘍を取り除かないと、命の危険に及ぶ。--さんはこの時、自力での呼吸が困難になり、気管を切開して人工呼吸器を付けられていた。けいれんも頻繁に起きていた。手術に耐えられる体力があるかどうかわからない。

    医師は、「手術をしなければ治りませんが、かなりの危険が伴います」と説明し、決断を家族にゆだねた。父は、2年前に胆管がんで亡くなっていた。気丈な母であったが、弱気になった。この子が死んだら私もいっしょに死ぬ……。

    (中略)

    高熱とけいれんが続く。医師は慎重に--さんの容体を見極め、手術に踏み切る。家族の強い祈りにも包まれ、右卵巣の摘出手術が成功した。

    ◇脳炎後遺症との闘いからあり得ないはずの復活へ

     

    手術後、体は順調に回復した。しかし、声をかけても反応がない。言葉もなかなか出てこない。脳炎の後遺症だった。知的障害。

    --さんは、精神病院に移り、入退院をくり返した。外出しても、いつ、てんかんを起こして倒れるかわからない。エスカレーターで発作を起こし、転がり落ちたこともあった。

    1996(平成8)5月、脳炎発症から1年半後のこと、医師が母に告げた。「これ以上、入院を続けても、7歳児以上の脳には戻りません」。

    しかし、母は動揺しなかった。決意は固い。必ず治してみせる! 母子二人三脚の真剣な闘いが始まった。

    退院後、文字を読む練習を開始した。ふるえる右手を支えてもらい、字を書く訓練も積んだ。(中略)

    1997(平成9)2月、--さんは近所の総菜店で働き始めた。だが、一つ教えられても、すぐに忘れてしまう。毎日同じことで厳しく注意された。涙があふれる。家に帰っては、やめたいと漏らした。

    (中略)

    --さんは努力に努力を重ねた。注意されたことをすべてノートに書きこみ、けなされようが、バカにされようが、前向きに仕事に挑戦していった。

    (中略)

    1999(平成11)、診察を終えた医師が、--さんに告げた。「何も問題ありあません。もう来なくても大丈夫です」 発症から4年あまり。治らないと言われていた脳が、劇的な回復を遂げたのだった。

    (中略)

    --さんの担当医の声

    藤田保健衛生大学坂文種報徳會ばんぶんたねほうとくかい 病院

    神経内科教授 山本病院長

    --さんの病気は、傍腫瘍性症候群による「辺縁系脳炎」で、そのころ注目され始めた疾患でした。

    当時勤務していた藤田保健衛生大学病院の神経内科で診察した時は、意識はもうろうとし、発語もほとんどなく、目もうつろな状態でした。初めは精神科で、うつ病や統合失調症として治療されていましたが、どこかに腫瘍があるのではないかとの疑いをもち、いろいろ検査した結果、卵巣に奇形腫が発見されました。

    この間、昏睡で人工呼吸器が必要な状態が続いていましたが、産婦人科医を説得して卵巣摘出手術を断行しました。その結果、術後2日目に自発呼吸が見られ、5日目には開眼、11日目には話しかけにうなずき、笑うようになりました。

    しばらくは、後遺症による筋力低下、感情障害、記憶障害も残りましたが、見事に回復され、結婚して元気なお子さんに恵まれた--さんの姿を、大変うれしく思います。私たち医療者も十分勉強させていただき、本当に良かったと実感しています。

     

    PS:

    今年の日本神経学会総会で、Dalmau教授の講演があったので、抗NMDA受容体脳炎について、彼の最新のデータを近日中に紹介する。

    http://blog.with2.net/link.php/36571

    (ブログランキングに登録していますのでよろしく)

     

     

     

     

     

     

     

    August 17

    外反母趾の激痛:土佐礼子、出場すべきではなかったのではないか!?

    外反母趾の激痛:土佐礼子、出場すべきではなかったのではないか!?

     

    野口みずき選手も、土佐礼子選手も体の病気を持っていたため、野口選手は出場の取り消し、土佐選手は途中棄権してしまった。選手の健康管理はどうなっているのか?腹立たしい限りである。日本陸連は補欠選手を登録、出場させるべきであった。個々の選手の健康状態のチェックは当事者で行われているのであろうが、プロのスポーツドクターが関与しているのであろうか?マラソンは長距離なので、少しでも体調が悪いと、いい結果は残せない。日本陸連が責任を持って、オリンピックの始まる1週間前に健康チェックをすべきではないのか?

    名古屋女子マラソンが初マラソンで優勝した山口選手は13位であり、入賞を期待していたが、まったくよくなかった。38歳のルーマニアの選手が優勝したが、高橋尚子選手が出場していたら、きっとメダルをとれたのではないかと想像してしまった。Qちゃんのライバルである野口選手、土佐選手が脱落してしまった。何たる皮肉であることか!

     

    http://tamamed.web.infoseek.co.jp/dr-m/j_hv.html

    外反母趾

    http://blog.with2.net/link.php/36571

    (ブログランキングに登録していますのでよろしく)

    August 14

    ワイヤーアクション:北京オリンピック開会式、チャン・イーモウ監督、武侠映画

    ワイヤーアクション:北京オリンピック開会式、チャン・イーモウ監督、武侠映画

     

    北京オリンピックの開会式は素晴らしかった。幻想的なシーンが多く、ワイヤーアクションを使った空中ショーが色鮮やかに冴えわたり、芸術的であった。数年前から中国の武侠映画や金庸の武侠小説にはまっている僕にとっては、もしかして、チャン・イーモウ監督

    は、武侠映画を作っているかもしれないと思い、インターネットで検索してみた。

     

     なんと、『HERO』『LOVERS』の監督だったのだ。日本の時代劇とちがって、空を飛ぶシーンがあり、空中戦が非常に美しく撮影されている。これらの映画がきっかけになって、

    中国の武侠映画や金庸の武侠小説にのめりこんでしまった。

     

     チャンネルNECOでは、「碧血剣」が放映されている。個性ある女性たちが剣を戦わせるのも面白い。金蛇郎君の娘である夏青青、五毒教教主の何鉄手、崇禎皇帝の娘である阿九、金龍幇の総帥焦公礼の娘である焦宛児など、小説を読んでみてから、映画を見ても面白かった。また、金庸の最新の文庫本(徳間文庫)は「飛狐外伝」である。「雪山飛狐」

    7月発刊)の主人公である湖斐の物語である。中国のチャンバラは日本のと違って、アクションがすごい。一度ご鑑賞ください。

     

    参考資料:

    ワイヤーアクションとは、俳優やスタントマンが24本程度のワイヤーロープによって吊られた状態で演技をする、映画や舞台ドラマの特殊撮影の一種。

     

    俳優やスタントマンの身体にハーネスを装着し、カラビナなどでワイヤーロープを取り付ける。そのロープをリフターまたはトラベラーと呼ばれるスタッフが人力で引くことで、空中に飛び(フライング)、回転する等といったアクション・シーンの撮影が可能になる。また、攻撃を受けた者が後方へ勢い良く飛ぶ、超人的な跳躍をするなどのアクションは、ワイヤーの他にショック・ロープと言う、主にバンジージャンプに使われるロープが併用される。

     

    元々は、香港映画で武侠小説の世界における軽功などを表現するために盛んに使われ、発展してきた技術だったが、1999年にハリウッド映画『マトリックス』がこの技術を用いて成功したことによって注目を集め、世界各国で盛んに使われるようになった。画面にワイヤーが見えないのは、ワイヤー消しと呼ばれるデジタル合成作業によって消されているためである。

    [編集] ワイヤーアクションの代表作品

    『グリーン・デスティニー(原題:臥虎蔵龍)』(2000年・中国/アメリカ合作)

    『チャーリーズ・エンジェル』(2000年・アメリカ)

    『マトリックス』(1999年・アメリカ)

    『ピーターパン』(ミュージカル)

    『マーメイドラグーンシアター』(東京ディズニーシー)

    アテネオリンピック開会式

    北京オリンピック開会式

    (『ウィキペディア(Wikipedia)』から引用)

     

    芸謀(チャン・イーモウ)は中国の映画監督である。また映画主演の経験もある。(

    近年はチェン・カイコー同様にワイヤーアクションを多用した武侠映画で商業的にも成功を収めている。『HERO』での特殊撮影や特殊効果の多用、『LOVERS』では、アジアの巨匠胡金銓の『侠女』(1971/日本未公開)同様の竹林でのアクション場面を特殊撮影で行っているが、本来はチェン・カイコーと同様に芸術性とドラマ性を兼ね合わせた作品を得意とする。

    http://www.necoweb.com/neco/sp/hekiketsu

    (碧血剣)

    http://blog.with2.net/link.php/36571

    (ブログランキングに登録していますのでよろしく)

     

    August 12

    野口みずき、かわいそう:スポーツ選手の体調管理

    野口みずき、かわいそう:スポーツ選手の体調管理

     

    金メダルが確実であると思われていた野口みずき選手が下肢の肉離れのために、マラソン出場を欠場することになった。練習しすぎだと思われるが、コーチの責任は大きいと思われる。そんなに過酷に練習しなくても、よかったのではないか!スポーツドクターのアドバイスを受けていたと思われるが、何でこんな結果になったのか、腹立たしい反面、野口選手の無念さには同情を禁じ得ない。彼女は伊勢市出身だが、ぼくは3年間、伊勢高校に下宿して通学していた。ぼくは高橋尚子のファンで、野口選手のファンではないが、今回のオリンピックに野口選手の金メダルを期待していた。

     

    宮里藍選手も1年前に膝を痛めてから、ゴルフの成績がどん底まで下がってしまったが、最近ようやく藍ちゃんの活躍が見られるようになり、喜ばしい。そのときにも、専門医への早めのコンサルテーションの必要性を書いた。痛みを我慢して、試合を続けるのは良くないとか、適格なアドバイスができるスポーツドクターが必要である。

     

    ところで、女子ゴルフのウィー選手であるが、先日、男子ゴルフに出場して予選落ちした。

    彼女は去年、何度か男子ゴルフに出たが、そのときに手首を痛めたことがあった。女性が男性とスポーツを競うのは間違っているし、彼女にとって、何もメリットはない。調子をこわすだけであることがわからないのであろうか?良きアドバイスをする専門家はいないのであろうか?彼女に対しては不快感を持っている。

    断念せざるを得ない

     

    資料:

    野口みずきの話 この4年間やってきた事はすべて北京で走るためだっただけに、走りたい、走ろうという思いは消えることはありません。しかし、現状を認識すれば出場を断念せざるを得ません。ご支援をいただいている多くの皆様に多大なご迷惑をお掛けする事となり、誠に申し訳ありません。心より厚くお礼を申し上げるとともに、おわびさせていただきます。わたしの欠場で、土佐(礼子)さん、中村(友梨香)さんにもさらなる期待が寄せられ、重荷になる事を心配していますが、ご健闘を心よりお祈りします。(

    http://blog.with2.net/link.php/36571

    (ブログランキングに登録していますのでよろしく)

     

     

    August 11

    振り込め詐欺、そして我が家の空き巣の犯人が逮捕された

    振り込め詐欺、そして我が家の空き巣の犯人が逮捕された

     

    先日、典型的な振り込め詐欺のはがきが届いていた。最終通告;債務不履行で、本日中に連絡してこないと、裁判になりますというような内容だった。インターネットで調べたら、同じような文面のものが紹介されていた。高齢者はだまされやすいので、要注意である。

     

    去年、郵便受けに、「あなたの家に空き巣に入った容疑者が逮捕されました。容疑者を連れてきましたが、不在でしたので、下記のところまでご連絡ください。東京八王子警察署――」

    56年前に夏休みに海外旅行をし、帰宅したら、空き巣に入られた。その年の12月末にも空き巣に入られた。もしかして、新手の振り込め詐欺ではないかと思い、地元の警察署に届けた。そうしたら、本物の警察官であることが判明した。資料は地元警察署があるので、当方としては、関与したくない旨を頼んだ。直接、犯人と顔を合わせなくてよかったと思っている。空き巣で数年間ぐらいの懲役で出所するのであろうが、どこかで出会う可能性があり、気持ちが悪い。

    ところで裁判員制度で選ばれる裁判員は被告とその家族に顔を覚えられてしまうであろう。犯人の出所後にばったり路上で出会う可能性があり、恨まれて、刺される可能性だってあると思う。国民はもっと、大きな声で裁判員制度にノーと言うべきである。

     

    http://miyajisyoukai.jp/furikomesagi.html

    (,振り込め詐欺に注意)

    http://homepage3.nifty.com/fireblue/p24.html

    (対決!振り込め詐欺)

    http://homepage3.nifty.com/fireblue/p40.html

    (いい加減にしろ!振り込め詐欺)

    http://blog.with2.net/link.php/36571

    (ブログランキングに登録していますのでよろしく)

     

     

     

    August 09

    ラザロ徴候で抱きしめて

    ラザロ徴候で抱きしめて

     

    暑い夏が続いていて、夏休みをとりたいと思うこのごろである。

     

    ところで、脳死患者に見られる脊髄反射であるラザロ徴候を題材にした、「ラザロ徴候で抱きしめて」という歌が、Youtubeに出品されていた。ぼくのブログのアクセス解析の部分からリンクを追って見つけた次第である。ラザロ徴候を示す脳死患者はまるで生きているような動きを見せるので、事前の知識がないと、患者の家族はこわがるかもしれない。担当医は脳死臓器移植の件を説明するときには、必ず説明するであろうが。患者家族はその場面を見ると、ショックを受けるかもしれないので、僕が担当医なら、家族には見せたくない。

     

    ラザロ徴候(Lazarus sign

    1984年に米国の脳神経学者AH・ロッパーによって5例が報告された。脳死患者が医師の目の前で、突如両手を持ち上げ、胸の前に合わせて祈るような動作をする。動作後は自分で手を元の位置に戻す。同様の現象はその後各国で多数確認され、日本でも医学誌に症例報告がある。動作のビデオも収録されている。ロッパーは「脊髄自動反射」と理解するが、疑問視する声もある。脳死患者を家族に見せないようにすべきとロッパーは書いている。(Wikipediaより引用)

     

    www.youtube.com/watch?v=F61UOGA9OWU&feature=related

    「ラザロ徴候で抱きしめて」

    www.scienceagogo.com/news/20000011225628data_trunc_sys.shtml

    Lazarus sign

    www.lifestudies.org/jp/masui.htm

    (森岡正博氏とのやりとり)

    http://blog.with2.net/link.php/36571

    (ブログランキングに登録していますのでよろしく)

     

    PS;皆様はすでにご存じと思うが、小倉アナのかつらが外れてしまった動画を医局で皆が見ていて、大笑いしたことがあった。この動画を見た人の数の多いこと、現在834万回見られている。何度も見ている人も多いのではないかと思う。

     

    http://jp.youtube.com/watch?v=GZPY8EpcDpo